高校受験概要について

ここでは神奈川県公立、神奈川・東京私立の高校受験について説明致します。
かなり簡略化した概要となっており、特定の高校について選考方法や基準を記載しておりません。


もっと詳しい内容について興味がありましたら、
翠翔学院に資料がございますので、遠慮なくご相談下さい。

🗒️1. 内申点の評価方法

1-1 1~5の割合

【💡ひとことポイント】


学校間格差。天と地ほど違う場合もあるので各教科の先生のクセを見抜いて営業を!

1-2 観点別評価


3+3+4=10→成績は「3」 計11で「4」になるので、もう少しで上がります。

「主体的に取り組む態度」=授業態度・発言・提出物、
「知識・技能」=テストの点数

なので、この2項目は対策が立てやすいです。

「思考・判断・表現」は、それ以外の教科能力であり、点数化が目に見えないものが多く、対策が立てづらいです。

翠翔学院の全データを分析したところ、「5」まであと1ポイントで「4」だった生徒は、
この「思考・判断・表現」が足りないケースが多く見られました。

態度とテストでしっかりポイントを稼ぎ、最後にその教科本来の能力である「思考・判断・表現」でA以上を取って初めて「5」がつきます。「5」を取る生徒の「風格」というか、「態度とテストだけでは5は取れない」というラスボス的項目なのです。

従い、上記の生徒はまず授業態度・発言・提出物(主体的に学習する態度)をさらに上げてA゜を目指し、テストの点も上げて「4」を狙うことが先決と言えます。

【💡ひとことポイント】


ギリギリ下がりそうな教科と、もう少しで上がりそうな教科に特に力を入れる!

🗒️2. 成績決定から高校入試までの流れ

(神奈川公立・東京神奈川私立)

【💡ひとことポイント】


仕組みと日程を受験生・保護者共に理解し、計画的に!書類の提出は親の仕事です!

🗒️3. 神奈川県公立高校入試概要

3-1 入試の判定材料となる項目

【💡ひとことポイント】


志望校を早めに定め、合格に必要な数値から逆算して見通しを!

3-2 選考の方法

A~D値はそれぞれ100点満点に換算して使用する → a~d値とする。

(一次選考) 
定員の90%はS1値、S1'値の高い順に合格者とする。
a、b値は各項目最低2、合計10で高校が定める割合(f:g)を乗じ、S1値を決める。
S1値 = a × f + b × g (1000点満点)
特色検査を行う高校は、d値に高校が定める1~5の割合(i)を乗じ、S1´値を決める。
S1´値 = a × f + b × g + d × i (1100~1500点満点)

(二次選考) 
一次選考で不合格となった受検生対象に、残りの10%をS2値、S2´値の高い順に合格者とする。
各項目最低2、合計10で高校が定める割合(g':h')を乗じ、S2値を決める。
S2値 = b × g' + c × h' (1000点満点) 特色検査を行う高校は、高校が定める1~5の割合(i')を乗じ、S2'値を決める。
S2´値 = b × g' + c × h' + d × i' (1100~1500点満点)

【💡ひとことポイント】


志望校の配分率から何を重視するのか見極め、確実な準備を!

3-3 配分率の違いによる逆転現象

内申の10P差を、たった入試16点で逆転できる超得点重視の配分率
→内申の差などほぼ意味がなく、とにかく得点力!

内申の10P差を逆転するのに、入試で87点も必要な超内申重視の配分率!!
→内申33の生徒が500点満点近く取るのは現実的ではない。  
ほぼ逆転不可能なので、受ける前に合否はほぼ決まっている!

【💡ひとことポイント】


内申が悪くても得点重視の高校なら逆転の望みはある!

3-4 どのような配分率が多いのか

【💡ひとことポイント】


バランス重視が主流。上位は得点重視、中堅以下は内申重視。

3-5 調査書・学力検査の重点化、学力検査の科目数

【💡ひとことポイント】


特色のある学校は採用多数。神奈川の入試問題の特徴である「苦手教科をなくし、易しい問題を確実に取る」勉強法とは相反する、「得意教科を伸ばす」戦い方になる!

3-6 特色検査 「上位校=自己表現活動」「特色校=実技検査」

【💡ひとことポイント】


自己表現活動:配分率1~2が多い。古文+英語や数学+社会など、教科横断的でハイレベルな問題になるため、対策は必須!

実技検査:配分率3~5が多い。内申・入試得点と同等になるケースもあるため、経験や素地がないと太刀打ちできない!

面接:配分率2~3が多い。普段から目上の人への正しい言葉づかいを意識することで、内申アップと面接対策を!

3-7 二次選考の配分率

入試:観点別評価が「8:2」~「5:5」までのパターンあり、「8:2」もしくは「7:3」を採用している高校が多い。
これに上位校は特色検査を1~2の割合で加えるパターンがほとんど

【💡ひとことポイント】


内申カットが目的とはいえ、「主体的に学習する態度」を点数化することで内申を全く見ないというわけにはいかなくなった。

定員の10%しかない枠で、ギャンブルは危険。内申・得点力共にしっかり受検基準をクリアしよう!

🗒️4. 東京・神奈川の私立高校入試概要

4-1 入試の種類と特徴

【💡ひとことポイント】

公立志望:内申基準をクリアし、併願確約(すべり止め)を取る
→公立受検

私立志望:内申基準をクリアし、推薦で受験

が一般的なパターン。いずれにしても内申は必要な数字ということ。
公立志望こそ私立をしっかり検討し、万が一のケースに進学する私立は決めておく必要がある!

4-2 具体的な選考内容・基準の例

【💡ひとことポイント】

基準の情報は様々な所から参照できるが、最終的には学校説明会や相談で詳細確認する必要あり。中1や中2から積極的に参加し、色々な学校を見て周るのも受験勉強です!